レクリエーションの目的とおすすめの遊び

介護士の仕事内容と言うと、三大介助と呼ばれる食事介助・排泄介助・入浴介助がよく知られています。
そんな中、意外と知られていないのがレクリエーションの運営です。
レクリエーションには、利用者同士のコミュニケーションを促進したり、身体を動かし筋肉と脳を刺激することで健康的な生活を目指すという目的があります。

代表的なものとして、折り紙や塗り絵が挙げられます。
中学生や高校生がボランティアとして介護施設を訪問する際にも、よく行われるレクリエーションです。
折り紙だけを用意すれば簡単にできますし、日本人の多くは折り紙を折ったことがあり、一から説明する必要もありません。

塗り絵は、大人向けの細かいものから高齢者にも馴染みのあるキャラクターのものまでさまざまな種類があります。
塗り方も、色鉛筆や絵の具、ペンなど多様にあるため、それぞれに合った楽しみ方ができます。

身体を動かしたいのなら、輪投げや玉入れがおすすめです。
市販のものを購入しても良いですし、新聞紙を丸めたり輪にしたりして作ることもできます。
大事なポイントは、自立歩行の機能が弱い方や車いすの方でも無理なく参加できるゲームを企画することです。

その他に簡単なゲームとして、しりとりや回文合戦もおすすめです。
高齢者ならではの独特なワードセンスで、介護士自身も面白おかしく楽しめるものです。
某人気番組を真似して、クイズ大会を開催しても楽しいかもしれません。
利用者を喜ばせたい方は、色々なレクリエーションを模索してみてください。